開催日:2019年6月29日(土) 

時  間:13時45分~16時15分

会  場:タワーホール船堀(東京都江戸川区船堀4-1-1)

受講料:3,000円(税込) ※2名参加の場合:5,000円/2名(税込)

対 象:校長・副校長・学年主任・教職員等、教育関係者の方々

【講師】心理カウンセラー(元港区スクールカウンセラー) 鈴木 雅幸 氏

 

≪HRM特別講座≫

 共催:一般社団法人ジュニアマナーズ協会

 

一般社団法人ジュニアマナーズ協会について

201477日設立・理事長 田中 ゆり子)

当法人は、マナー教育を通じて、次代を担う子どもたちの豊かな人間性の涵養と、思いやりの絆で結ばれた健全な社会の発達に寄与することを目的とします。そのためには、古来より、日本の文化として受け継がれてきた礼法の精神と型を基本に置きつつ、「心のマナー」とも言える意識の向上を重視しています。加えて、必要度の増した国際儀礼など外国のマナーをも理解することにより、国内外で通用する+αの新たなコミュニケーション力を身に付けた青少年の育成を目指します。生徒さん・保護者・先生方対象の研修も承っております。

 

 

校長先生・教職員のための
事例から学ぶ! 「いじめ問題の理解と対応」
~問題解決の答えは子どもたちの『声』にあった~

 

 いじめ問題の解決については、未だ議論の着地も見えず、有効な施策も見出せない状況が続いています。法制化の新たな動きもありますが、現場の実態を考えると解決を後押しするには、まだまだ課題を感じます。このように、いじめ問題解決への取り組みは、議論が空回りしたり、現場の実態とは解離していたりするのが実情です。

ではなぜこのようなことになるのでしょうか?

それは大人だけで議論し、対策を考えてしまうからです。
肝心の当事者である子どもたちが置き去りになっているからです。解決の手立てと手順は子どもたちの声を起点に組み立てられるものです。しかし私たち大人は子どもたちの本当の声を聞くことが出来なくなっています。そのため、子どもたちもやがて本心を語らなく(語れなく)なりました。子どもたちはもう私たち大人を信頼出来なくなったのです。

では、子どもたちの信頼を失った私たちに今、出来ることはなんでしょう?
そこで本講演では主に、次の2点をお伝えいたします。

1.事例から「子どもたちの本当の声」を知る
2.子どもたちが本心を語る「聞き方」を学び、いじめ解決の道筋を知る

子どもたちは何を怖れているのか?何が一番の苦痛となるのか?本当はどうして欲しいのか?
どうしたいのか?

こうした声がいじめ問題の深い理解につながります。こうして得た深い理解から解決の道すじが見えてきます。当講座では、心理カウンセラーの鈴木雅幸氏をお迎えし、子どもたちとのカウンセリングから得た証言や実際の事例をご紹介いただき、更に、そうした子どもたちの本当の声はどのようにすれば聞くことができるかをお伝えいただきます。


1.現代のいじめの現状
 (1)教室のいじめの実態

 (2)学校側がぶつかる壁

 (3)保護者の動揺と苦しみ

2.なぜいじめは起きるのか?
 (1)教室は社会の縮図

 (2)人間関係の崩壊

 (3)信頼関係の崩壊

3.事例、子どもたちの証言
 (1)いじめを受けた子どもが告白しない6つの理由(被害者の心理)
 (2)なぜ周囲は口をつぐむのか?(傍観者と加担者の心理)
 (3)子どもたちの証言から見えてきたこと
 (4)事例から見えてきたこと

4.子どもたちが本心を語る「聞き方」とは
 (1)信頼される対話の技術とは

 (2)子どもが本心を語りたくなる働きかけ
 (3)指導の限界と新たな道

 .質疑応答

 

 

◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆講師プロフィール◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆

 ■ 鈴木 雅幸(すずき まさゆき)氏 ■


心理カウンセラー / 元港区スクールカウンセラー / 臨床カウンセラー養成塾塾長 /

かんき出版企業研修講師 / ㈱イマージョン シニアコンサルタント
心理カウンセラーとして、6,000回以上スクールカウンセラーとして1,000回以上の

カウンセリングを実施。
臨床カウンセラー養成塾にてカウンセラーの指導を行う。

現在も大人のカウンセリングの他、小学生から大学生とその保護者からの教育相談

(不登校・いじめ・学級崩壊・親子、家族関係 等)を続けている。

 

【著書】

『感情は「5秒」で整えられる~仕事はメンタルで決まる!』プレジデント社は台湾でも翻訳されて出版。
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